これまで禁酒を失敗してきたあなたへ。
かつての私もそうでした。
しかし、そんな私が禁酒に成功できた方法について、4つのステップに分けて紹介いたします。
本気で禁酒をしたい人だけ読んでください。
1.禁酒をスタートする前に
禁酒をしようと思う人は酒が習慣化している人、もしくは、酒の飲み方が異常の人がほとんどです。
つまり、アルコール依存症すれすれの状況といっても過言ではありません。
アルコール依存症の場合は病院に行きますよね?しかし、禁酒をしようとしているほとんどの方が行きません。
病院に行くことは、薬を処方していただくだけでなく、カウンセリングをしていただき精神的に落ち着くことで症状の緩和にもなります。禁酒するために病院に行く行為は、海外ではごく当たり前に行われていますが、日本ではまだ浸透していません。
何が言いたいのかと言うと、禁酒を行う前に、まず、お酒に関する問題は病院へ行くほど重大な問題であると認識することが大切だということです。
しかし、多くの方が禁酒を軽視し、いい加減に行うのでうまくいかないのです。
禁酒を行うのであれば、本気でやらなければ決して成功できません。
2.禁酒の方法 -禁酒の成功のための4ステップ-
ステップ1「禁酒する理由を明確にする」
まず、「なぜ禁酒をしたいのか? 」を明確にすることから始めます。
下記の理由が多いのではないでしょうか?
- 健康
- お金
- 家族関係
- ものを無くしたり壊したり
- 捕まったから?
- 記憶をなくすから
- 後悔するから
- 心配になるから?
禁酒をする理由を明確にし、絶対にやると決意しなければなりません。また、これによりモチベーションの継続が保ちやすく、目標に向かって邁進できます。
さらに、おすすめなのが自分の現状のアルコールの問題度合いを知ることです。
自分のアルコール依存度を知ることができるので、このサイトで一度確認して見ましょう。
繰り返しますが、禁酒をする理由を明確にし、決意してください。それがこの時点できなければ、100%禁酒をすることはできません。
これを踏まえてステップ2へ進みましょう。
ステップ2「酒は100%毒だと知る」
次に、酒は完全に毒であるという認識を持つことが大切です。お酒は体や心、お金、時間、友人関係を全てぶち壊します。
酒は百薬の長と言われますが、それは嘘です。ワインのポリフェノールも嘘です。酒がうまいも嘘です。全部酒好きが、後から作ったものです。
さらに、仏教でも酒は健康を害したり、「自分のためにならない」という理由で禁じられています。
ですので、お酒は政府公認の麻薬であると認識しましょう。その証拠に実際に多くの方が酒が原因で命を落としています。日本は酒文化が遅れているのです。
また、酒が強いのはアルコール依存症に近づいているということです。どんどん耐性が強くなっていくのは麻薬と同じです。
酒は毒以外の何ものでもありません。
ステップ1を思い出してください。こんな液体、毒以外になんなのでしょうか?少しでも肯定してはいけませんし、肯定しては禁酒の目的は達成できません。
酒は少なくともあなたには毒であるということを強く意識してください。
ステップ3「周りの人の力を借りる」
禁酒は一人では達成できません。周りの人の助けが必要です。
周りの人の助けを得るには2つの方法があります。
1.公言する
公言することにより、自分を追い込み逃げられない状態にします。さらに、公言することにより周りの人から助けてもらうこともできるのです。まだ、公言していない方はこの方法を強くお勧めします。
2.同じ目的の人に話をして、フィードバックをもらう
断酒会に参加したり、redditを活用するのも良いでしょう。自分1人ではできないことも、仲間がいれば続けられます。また、redditについては、こちらの記事をご確認ください。
ステップ4「自分が飲酒してしまう理由と向き合う」
飲酒する理由には他者要因と自己要因の2つがあります。
1.他者要因
- 人から誘われる
- 断れない関係である
- イベントある(誕生日や記念日など)
2.自己要因
- 飲みたい衝動にかられる
- マイナスイベント(上司と喧嘩をした 左遷された)
- 習慣
他者要因は、結局は言い訳です。
例えば、
誘われたら誰とでも寝ますか?
大切な人に誘われたら強盗をしますか?
誕生日に大麻を吸いますか?
やらないですよね?
強い意志を持ち、絶対にやらないと決めるのです。これまでのステップを踏んでいれば大丈夫なはずです。
問題は自己要因です。
私の場合は怒りや衝動で飲んでしまいます。結局は怒りと向き合わなけれはばならなかったのです。他の人は孤独やストレスなどと向き合わなければなりません。また、マイナスイベントもそうです。嫌な問題が起きたとき、禁酒が終わってしまったことがあります。
禁酒を継続した後の空虚感もそうです。私の場合は150日でしたが、なんか物足りない気がしました。
つまり、禁酒は自分の人生と向き合うことなのです。
一番大事なのは、自分だけが特別だと思わないことです。みんな同じなのです。禁酒を継続できるか禁酒を継続できないかを試されているのです。
禁酒をすることによって、人生と向き合い、そして人として成長できる機会を得ることができます。
3.禁酒を失敗しないための方法 -予防と対処-
当たり前ですが、禁酒をするためには、お酒を飲んでしまうような行動をしなければよいのです。その行動を書き出し、その予防策と対処策を考えましょう。
下記がその例です。
(予防策)
- 飲む場所には行かないこと
- お腹をすかせないこと
- 周りにきちんと伝えておくこと
- 早く帰る・寝ること
- 薬を飲むこと
(対処策)
- とりあえず食べること
- 人に相談すること
- 他に気分転換すること
- 禁酒をしている他の人のやり方を知ること
この例を参考に自分自身でも実際に書いてみましょう。
お酒を飲まないように行動すれば、もう禁酒は目の前です。
4.禁酒期間別の禁酒効果
禁酒を続けていると、自分の中で変化や葛藤が生じます。ここでは、私の体験をもとに期間別に禁酒の効果を紹介いたします。
(1週間)
ちょっと禁酒ができ、嬉しい気持ちになります。
また、今まであまり食べなかった甘いものが好きになり、太ります。
(~1ヶ月)
意思の固さが問われます。(他者要因)
それと同時に自分の弱さも問われます。(自己要因)
(~2,3ヶ月)
自分の弱さと本気で向き合わなければなりません。(自己要因)
禁酒以外の他に早起きなどの良い習慣も身についてきます。
(4ヶ月~)
禁酒に慣れてくる時期です。自己要因とは常に向き合わなければなりません。
合わせて「空虚さ」との戦いもあります。
禁酒を続けていると良い習慣も増えてきます。強い意志を持ち、諦めずに続けましょう。
5.禁酒に失敗してしまった場合
禁酒は失敗してもよいのです。そして、自分を責めずにもう一度取り組めば良いのです。
やけになるのが一番よくありません。失敗したらまたやれば良いのです。赤ちゃんと一緒です。転んだらまた立ち上がれば良いのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
禁酒は、結局人生と向き合うことが大切です。
禁酒を通じて、1人でも多くの方が心も体も豊かになることを願っています。