今年の夏、ノンアルビールの選択肢が一気に増えた

7月に入って、コンビニやスーパーのノンアルコーナーがなんだかにぎやかになってきたと思いませんか?私は仕事終わりにほぼ毎日ノンアルビールを開けるので、新作が並ぶ季節はもうそれだけでテンションが上がるんですよね。

今年の夏に出た新作を数本まとめて買い込んで、1週間かけてじっくり飲んでみました。飲んでいるうちに「これ、ざっくり2タイプに分かれるな」と気づいて。ひとつは苦みとコクをぐっと前に出した「ビール寄り系」、もうひとつはフルーツや柑橘のニュアンスを前面に出した「クラフト系・フルーティ系」です。

どっちがおいしいか、ではなく「どっちがどんな夜に合うか」という視点で整理したら、選ぶのがぐっと楽しくなったので、今日はその話を書きます。

「ビール寄り系」——苦みとコクで"仕事終わりの区切り"をつける一杯

どんな味わい?

ホップの苦みがしっかりあって、麦芽感もある。一口飲んだときに「あ、ビールだ」と思わせてくれる系統です。後味にじんわり苦みが残るので、飲み応えがある。炭酸もやや強めのものが多くて、喉越しで満足感を出してくれます。

今年の新作では、苦みの質が去年より繊細になっているものが増えた印象です。以前は「薬っぽい苦み」と感じることもあったんですが、ホップの種類にこだわっているのか、植物的な香りと苦みがきれいにまとまっているものに出会えました。

こんな夜・こんな人に向いている

  • 平日の仕事終わり、頭のスイッチをオフにしたい瞬間
  • 揚げ物・焼き鳥・から揚げなど、油っこい食事と合わせたい夜
  • 「ビールを飲んでいる感覚」に慣れ親しんでいる人
  • 食事のお供というより、食前の"一杯目"として飲みたい人

私はこのタイプを、仕事から帰ってすぐ冷蔵庫から出して、着替えながら飲む、というのが定番スタイル。あの苦みが「今日の仕事、終わったな」という合図になっているんですよね。から揚げや餃子との相性は抜群で、脂を苦みがさっぱりさせてくれる感じがあります。

ただ、食後のリラックスタイムや、繊細な料理と合わせるのは少し難しいかもしれない。苦みが料理の風味を上書きしてしまうことがあるので。

「クラフト系・フルーティ系」——香りで楽しむ、夜時間の演出ドリンク

どんな味わい?

柑橘・ベリー・トロピカルフルーツのような香りがあって、苦みは控えめ。飲んだ瞬間に「あ、これ華やかだな」と思わせてくれます。甘みも少しあるけれど、くどくない。クラフトビール好きな人が好みそうな、複雑な香りのレイヤーを楽しめるタイプです。

今年の新作でいうと、シトラス系のホップを使っているのかグレープフルーツっぽいニュアンスがあるものや、ブラッドオレンジのような赤みのある甘酸っぱさを感じるものがありました。どちらも口当たりが柔らかくて、飲みやすさという点ではこちらが上かなと思います。

こんな夜・こんな人に向いている

  • 週末のゆっくりした夜、料理しながらちょっとずつ飲みたい人
  • チーズ・生ハム・カルパッチョなど、繊細な食事と合わせたい夜
  • ビールよりワインやカクテルが好きなタイプ
  • グラスに注いで香りを楽しみたい、飲む体験を大切にしたい人

私はこのタイプをグラスに注いで飲むことが多いです。缶から直飲みすると香りが半減するんですよね。ワイングラスまでいかなくても、ちょっと背の高いタンブラーに入れるだけで、香りがふわっと広がってぐっと豊かな気分になります。

食事との組み合わせでいうと、サラダや白身魚のカルパッチョ、アボカドを使った料理との相性がよかった。料理の素材の味を邪魔せず、柑橘の香りが食卓全体を明るくしてくれる感じです。

結局、どっちを選ぶ?私の「シーン別」使い分け術

平日と週末で切り替えてみると面白い

私が3年間続けてきて気づいたのは、「今夜の気分・食事・時間帯」という3軸で選ぶと、ほぼ外れないということです。

平日の夜、特に疲れている日はビール寄り系。苦みのある一杯を飲むと、なんとなく頭が「今日はもう終わり」と切り替わる感覚があります。食事も肉料理や炒め物が多い平日に合う。

週末の夜は、フルーティ系を選びたくなる。料理に時間をかけることが多いし、食卓をちょっと特別にしたい気持ちがあるので、香り豊かなものをグラスに注いで楽しむのが定番になりました。

「まず迷ったら両方買う」が最強の選び方かもしれない

新作が出たばかりのうちは、自分がどちら好みか分からないことも多いと思います。そういうときは、ビール寄り系とクラフト系を1本ずつ買って、飲み比べしながら食事するのが楽しいんですよね。

同じ料理でも一口ごとに飲むものを変えてみると「あ、この組み合わせの方がしっくりくる」という発見があって、それ自体が夜の楽しみになります。試飲会みたいな気分で、家でひとり、あるいは誰かと一緒に盛り上がれます。

ノンアルビールって、かつては「選択肢が少ない」ものの筆頭だったと思うんですが、今の市場は本当に豊かになった。毎年夏になると新しい発見があって、飽きることがないんです。

今年の夏、ノンアルビールはもっと「選ぶ楽しさ」がある

苦み派かフルーティ派か、どちらが正解というわけではありません。それぞれに「向いている場面」があって、その場面で飲むと「これだ!」という一致感があります。その一致感を見つけるのが、ノンアルビールを楽しむ醍醐味だと私は思っています。

今年の夏は、新作を手にとるたびに「これはどっちのタイプだろう」と考えながら選んでみてください。それだけで、コンビニのノンアルコーナーが宝探しの棚に変わります。

ちなみに私は今週、チルドの唐揚げ×ビール寄り系と、アボカドトースト×フルーティ系の組み合わせをどちらも試したんですが、どちらも大満足でした。夏の夜、一杯の選び方で食卓ってこんなに変わるんだなと改めて実感しています。

※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。健康上のご不安がある場合は、医療機関や専門家にご相談ください。