「飲めない体質」は、最初から学習予算を持っていた

自分はビール半缶で顔が真っ赤になる。ALDH2低活性型、いわゆるアジア人に多いフラッシャー体質だ。だから最初からノンアル一択で、お酒にお金を使った記憶がほとんどない。その分、クラフトノンアルビールとか輸入ノンアルスピリッツに週1〜2本ちょいちょい課金していた。月にするとざっくり3,000〜4,000円くらい。

ある時ふと気づいた。「これ、資格の受験料に換算したらどうなる?」と。試しに3か月分を丸ごと学習費に回してみたら、思いのほかちゃんと「手札」が増えた感覚があった。今日はその経験から逆算して、実際に動ける7つのチェックリストを整理してみる。

まず「自分の学習予算」を把握するチェックリスト(3項目)

行動する前に、現状の数字を一回確認しておきたい。ここをサボると「なんとなく使った感」で終わる。

チェック①:ノンアル・飲み物代の月額を出す

レシートでもキャッシュレス明細でも、先月1か月分だけ引っ張り出してみる。コンビニのノンアル缶、カフェのモクテル、スーパーで買うクラフトノンアル——ぜんぶ合計する。自分の場合は初回に「え、こんなに?」と少し驚いた。正確な数字を見ると、次の行動が決まりやすくなる。

チェック②:興味のある資格の「受験料+教材費」を検索する

資格によって費用の幅は全然違う。ITパスポートや簿記3級のような数千円〜1万円台のものから、宅建や中小企業診断士のような数万円規模まである。まずは「受験料」「公式テキスト代」「模擬試験代」の3点セットを合算してメモするだけでいい。この金額と、チェック①で出した月額を比較すると、「何か月分の飲み物代で受験できるか」がパッと見えてくる。

チェック③:学習に使える「週あたりの実時間」を計測する

お金より先に時間が足りなくて挫折するパターンが多い。まず1週間、通勤・昼休み・寝る前の空き時間を記録してみる。アプリでも手帳でも紙の端でもいい。目安として「週5時間確保できる」なら、多くのIT系・ビジネス系資格は現実的な射程に入ってくる。この数字が出てから、資格の学習時間の目安と突き合わせると計画が立てやすい。

お金を「実際に動かす」チェックリスト(3項目)

把握したら、次は実際に予算を動かす段階だ。ここが一番ハードルに感じるけど、仕組みを作ってしまえばあとは流れる。

チェック④:「学習用の口座 or 封筒」を1つ作る

月初に飲み物代として使っていた金額を、専用の口座なり封筒なりに移す。「資格・学習費」とラベルを付けるだけで、使い道への意識が変わる。自分は最初、スマホのネット銀行で「スキル投資」という目的別口座を作った。残高が積み上がっていくのを見るのが、マジで地味に楽しい。

チェック⑤:教材は「一次情報ファースト」で選ぶ

SNSのおすすめ教材は参考程度に留めて、公式サイトや出版社のサンプルページを自分で確認してから買う。資格によっては公式テキスト1冊で十分なものも多い。追加で買いすぎて積ん読になるパターンは、学習費の無駄遣いあるあるなので注意。

チェック⑥:「小さく受験する」ことから始める

いきなり難関資格に全額投じるのはリスクが高い。まず受験料が手頃で、オンラインで随時受けられるIBT・CBT形式の試験を1本体験してみることをすすめたい。試験会場の雰囲気や自分の集中力の傾向がわかるし、合格体験が次の挑戦へのモチベーションになる。ノンアル1ケース分の予算でお釣りが来る試験も多い。

「続ける仕組み」を作るチェックリスト(1項目)

資格学習で一番もったいないのは、申し込んだのに勉強しないまま受験日を迎えるパターンだ。ここだけはしっかり設計したい。

チェック⑦:「学習ログ」を週1回だけ見直す

毎日記録するより、週に1回だけ「今週何時間やったか・何ページ進んだか」を確認する方が長続きしやすい。アプリ管理でもノートでも、自分が続けられる形を選べばいい。大事なのは「ゼロの週があっても切り捨てない」こと。翌週から再開するだけで十分だ。自分は週末の夜にノンアルクラフトビールを開けながら、ざっくり振り返るのが習慣になっている。これがまたちょうどいいリラックスタイムになっている。

チェックリストを終えた先で感じたこと

ぶっちゃけ、「資格を取ったら年収が◯◯万円上がる」みたいな話は自分にはまだ実感が薄い。でも確実に変わったのは、「自分が選んでお金を使っている」感覚だ。ノンアル飲料を買うのが好きでいまも続けているけれど、全額を飲み物に使うのではなく、一部を学習費に割り当てる、という主体的な配分ができるようになった。

飲めない体質だったことで、最初から「お酒代」というコストが存在しなかった。それは一種のアドバンテージだったんだと、こういう整理をしてみてはじめて気づく。20代のうちに「何に課金するか」の基準を自分で持っておくことが、長い目で見て一番のリターンな気がしている。

チェックリストの7項目、全部一気にやらなくていい。①と②だけでも今日動いてみてほしい。数字を見るだけで、次にやることが見えてくる。

※本記事は一般情報であり、医療的助言・診断・治療の推奨を目的としたものではありません。健康や資産形成に関する判断は、医療専門家・ファイナンシャルプランナー等にご相談ください。