梅雨の帰り道、「何か飲みたい」の正体
6月に入ってから、毎日のように傘を持ち歩いている私です。雨の中を歩いて最寄り駅を降りると、もうその時点でぐったり。湿度が高くて蒸し暑くて、なんとも言えない疲れ方をするんですよね。
そういう日の帰り道って、「何か飲みたい」という気持ちがじわじわと湧いてくる。コンビニの前で立ち止まって、冷えたドリンクのコーナーをぼんやり眺める瞬間、ありませんか。私はあります、毎回。
ノンアルを選ぶようになって3年目になりますが、この「帰り道の一杯」の選び方が、夜全体の気分を決めると本気で思っています。何気なく手に取るものを少しだけ丁寧に選ぶ。それだけで、梅雨のじめじめした夜がぐっと軽くなるんです。
帰り道の「飲みたい」には種類がある
仕事終わりの「飲みたい」って、よく考えると中身が違うなと気づきました。疲れた日の帰り道に感じる「飲みたい」を分解してみると、だいたい3パターンに分かれる気がしています。
①気分をリセットしたい「飲みたい」
会議が続いた日や、メールの返信に追われた日。仕事モードから家モードに切り替えたいときの「飲みたい」は、炭酸のシュワっとした刺激が恋しくなる感じです。こういうときは、しっかりした苦みのあるノンアルビールタイプや、シトラス系のスパークリングドリンクが合います。グラスに注いで、ひと口目のシュワッとした感触で「はい、今日の仕事終わり」と心の中で宣言する。それだけで本当に切り替わるんですよね。
②蒸し暑さを和らげたい「飲みたい」
梅雨特有の、あの蒸し蒸しした空気の中を歩いた後に感じる「飲みたい」は、さっぱり系のドリンクが正解です。ハーブ系のフレーバーウォーターや、ジンジャーが効いたノンアルジンジャービア、あるいはミントとライムを合わせたモクテルベースのドリンクなど。冷えた液体がのどを通るときの清涼感、これが梅雨の夜には何より気持ちいい。
③ゆっくり味わいたい「飲みたい」
疲れているのに、どこかリラックスに時間をかけたい気分のとき。そういう「飲みたい」には、複雑な香りのあるクラフトドリンクがおすすめです。フルーツの発酵感があるコンブチャや、ホップの香りがしっかりしたノンアルクラフトビール、紅茶ベースのスパークリングドリンクなど。家に帰ってからグラスに注いで、ゆっくり飲む時間そのものを楽しむイメージです。
「梅雨の夜ごはん」との相性を考えてみる
私のもうひとつの楽しみが、ノンアルドリンクと夜ごはんの組み合わせを考えること。梅雨の時期って、食欲が微妙にムラがあったり、さっぱりしたものを食べたくなったりしますよね。
冷たい麺×柑橘系スパークリング
梅雨から夏の入り口にかけて、家でよく作るのが冷やしそうめんや冷し中華です。このさっぱりした料理には、柑橘系のノンアルスパークリングが驚くほど合う。グレープフルーツやゆずのフレーバーが入ったものは、薄味の冷麺のつゆを邪魔せず、口の中をリフレッシュしてくれます。食事中に飲んでも、料理の味を消さないのが柑橘系の良いところなんですよね。
蒸し料理・餃子×クラフトノンアルビール
梅雨の時期は蒸し料理を作ることも増えます。蒸しどりや、シュウマイ、餃子。こういう少し脂のある料理には、ホップの苦みがしっかりしたノンアルクラフトビールタイプが本当によく合う。苦みが口の中の脂をさっと流してくれる感じがあって、「あ、これビールと一緒に食べてる感覚だ」と思わず笑顔になります。
カレー・スパイス料理×ジンジャー系ノンアル
週末に多めに作って平日も食べるカレー。スパイスの効いた料理には、ジンジャーやスパイスのニュアンスがあるノンアルドリンクが面白い組み合わせです。ジンジャービアや、シナモン・カルダモンが入ったクラフトドリンクは、カレーのスパイスと共鳴して互いの香りを引き立て合う気がします。炭酸の清涼感もあって、蒸し暑い夜の食卓にぴったりです。
「帰り道に買う」か「家で作る」か、2つのアプローチ
仕事終わりのノンアル選びには、大きく2つのスタイルがあると思っています。コンビニやスーパーで帰り道に買うのか、家でモクテル風に自分で作るのか。どちらにも良さがあるので、その日の気分で使い分けています。
「帰り道買い」のメリットと選び方
疲れている日は、帰り道に一本買ってそのまま帰るのが最高です。最近はコンビニでもクラフト系のノンアルドリンクが増えてきて、選ぶ楽しさがあります。選ぶ基準は「ラベルの香りの表現」を見ること。「フルーティ」「ドライ」「スパイシー」などの言葉が書いてあるものは、その日の気分に合わせて選びやすい。迷ったときは、炭酸が強めのものを選ぶと仕事終わりの疲れた感覚をリフレッシュしやすいです。
「家で作る」モクテルは5分でできる
余裕がある日は、家でちょっと手を加えるだけで気分が上がります。私がよくやるのは、市販のスパークリングウォーターに、冷凍フルーツをそのままグラスに入れて、ミントの葉を1〜2枚添えるだけのシンプルモクテル。見た目がきれいで、飲む前から「今夜はちょっと丁寧に過ごす」気持ちになれるのがいい。梅雨の夜、窓の雨音を聞きながら飲むこれが、私の小さな贅沢です。
「選ぶ」習慣が、梅雨の夜を変える
ノンアルを選ぶようになって気づいたのは、「何を飲むか」を少し丁寧に選ぶだけで、その後の夜全体の過ごし方が変わるということです。帰り道の5分間、「今日の自分には何が合う?」と考える時間が、仕事モードから切り替えるスイッチになっている気がします。
梅雨はどうしても気分が重くなりやすい季節。でも、グラスの中を気持ちよくすることは、今日すぐにできることです。夜ごはんと合わせてみたり、モクテル風に少しだけ手を加えてみたり。自分のための一杯を選ぶ小さな習慣が、じめじめした季節の夜を、ちょっと楽しい時間に変えてくれると私は思っています。
あなたの今夜の「飲みたい」は、どんな種類ですか。
※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。健康上のご不安がある方は医療機関にご相談ください。




