「時間がない」と言っていたのに、なぜ副業を動かせたのか?
自分は生まれつきお酒が飲めない体質だ。ALDH2という酵素の活性が低くて、ビール半缶で顔が真っ赤になる。だから最初からノンアル一択で生きてきた。それ自体をネガティブに思ったことは、正直あまりない。
ただ、20代になって周りが「飲み会のあとに副業する時間なんてない」「週5で働いたら何もできない」と言い始めたとき、自分はちょっと違う感覚を持っていた。飲み会に行かない日の夜、自分は何をしていたんだろう、と。
答えは単純だった。特に「副業のために確保した」意識もなく、でも気づいたら週に10〜12時間くらいは手を動かせる時間があった。それをちゃんと「工数」として認識し直したとき、副業の動き方が変わった。
Q. 飲まない人って、そんなに時間が余るの?
飲み会1回あたりの「見えないコスト」を整理してみた
これ、数字として書くのは難しいんだけど(個人差が大きいので)、構造として考えると見えてくることがある。飲み会に参加するとき、時間のコストは「当日の拘束時間」だけじゃない。翌朝のコンディション、帰宅後の作業不能時間、二次会への流れ……そういう周辺コストまで含めると、1回あたりの「実質的な時間損失」はかなり大きくなる。
自分はそのサイクルが最初からない。飲み会に行っても自分はノンアルを飲んでいるから、帰宅後も頭は動く。翌朝も普通に起きられる。これ、マジで当たり前のようでいて、副業の文脈では結構デカい差だと思っている。
「余った時間」ではなく「もともとあった時間」という発想の転換
ポイントはここだ。飲まない人が副業に向いているのは「節約した時間がある」からじゃなくて、「最初から消費されていない時間がある」から。前者は「取り戻す」発想、後者は「最初から使える」発想。この認識の差が、副業を始める際の心理的なハードルを下げてくれる。自分は何かを犠牲にして時間を作ったわけじゃないので、「せっかく作った時間なのに成果が出ない」という焦りが起きにくい。
Q. 具体的にどうやって副業の時間を設計したの?
週のカレンダーを「飲み会がない前提」で組む
ぶっちゃけ、これだけで結構変わった。周りの友達は「飲み会が入らなかった日を副業に使う」という受け身の設計をしている人が多い。でも自分は最初から飲み会を前提に入れていないので、週の初めに「この曜日のこの時間帯は作業枠」と決めやすい。
自分が今やっているのは、平日の21時〜23時を「手を動かす枠」、週末の午前中を「インプットと企画枠」として固定すること。これを手帳アプリのカレンダーにあらかじめブロックしておく。会議や急な予定が入ったときだけ動かす、というルールにしている。
「何をやるか」より「いつやるか」を先に決める
副業を始めようとする人が最初に悩むのは「何をやるか」だと思う。でも自分の経験上、それより先に「時間枠を確保する」ほうが早い。何をやるか決まる前に、とりあえずカレンダーに枠を作っておく。そうすると「この枠で何をするか」という問いが自然に生まれてくる。時間がないから始められないんじゃなくて、枠がないから「何をやるか」の検討すら始まらない、という順序になっていることが多い。
自分はこの枠に最初は「調べ物」や「ノンアル商品のレビューメモ」を書くだけだった。それが今の記事執筆という副業的な活動につながっている。大げさな話じゃなくて、枠があれば何かが育ち始める、という感覚がある。
Q. ノンアル代って副業とどう関係するの?
「好きなものにかけるお金」が行動を正当化してくれる
自分はノンアルクラフトビールや輸入ノンアルスピリッツを試すのが趣味で、月に何本か買う。これ、副業と直接関係ないように見えて、実は「自分が動ける理由」になっている。好きなノンアル製品を試して、記録して、言語化する——その習慣が、そのままレビュー記事を書く筋肉になった。
お金の使い方が「消費」で終わるか「経験値の蓄積」になるかは、その後に何をするかで変わる。ノンアルを飲んで「おいしかった」で終わるのと、飲んで「なぜおいしいと感じたのか、どんな人に勧めるか」を言語化するのとでは、同じ支出でも意味が違う。
趣味の解像度を上げると、副業の種が見つかりやすい
「自分が詳しいこと」は副業の出発点になりやすい、とよく言われる。でもそれって、詳しくなるための時間と経験が先に必要だ。自分にとってノンアル商品のリサーチは趣味の延長だから、苦にならない。飲まない選択をしている人が、ノンアルに詳しくなるのは自然な流れだし、そこに価値を感じてくれる読者も実際にいる。
副業の種は「頑張って勉強したこと」よりも「気づいたら詳しくなっていたこと」のほうが、長続きしやすい。自分の場合、それがたまたまノンアルドリンクだっただけで、構造としては誰にでも応用できると思っている。
Q. 副業を続けるために、今意識していることは?
「記録する」ことで時間の感覚をリセットしない
副業あるあるなんだけど、「やった気になって実際には進んでいない」という状態になりやすい。自分は週に1回、その週に副業で何をしたかをメモに書き出している。作業ログというほど大げさじゃなくて、箇条書きで5行くらい。「○○を調べた」「△△の記事を書いた」「新しいノンアル製品を試した」みたいな感じ。
これをやると、何もしていない週がはっきりわかる。逆に、ちゃんと動けた週は「これだけ動けた」という実感が持てて、次の週のモチベーションになる。感覚的にやっていると、時間が溶けていくのに気づきにくい。記録は、自分の時間の使い方を「見える化」するための最安コストな手段だと思っている。
「副業の成果」より「副業の習慣」を先に評価する
正直、副業を始めたばかりのころは収益なんてほぼゼロだった。でも「毎週この時間に手を動かした」という事実は積み上がっていく。習慣が定着してから、成果が出る順序になる。飲まない夜に手を動かし続けた時間の積み重ねが、今につながっている感覚がある。
時間を捻出する話をしてきたけど、結局一番大事なのは「捻出した時間に何を置くか」じゃなくて「捻出した時間に手を動かし続けるか」だと思う。枠を作って、記録して、続ける。それだけで、飲まない夜は「暇な時間」から「自分の資産を作っている時間」に変わる。
※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。個人の体質・状況により効果は異なります。副業・投資に関する判断は、各自の責任のもとで行ってください。


