雨の夜、子どもが寝たあとの「15分」

梅雨の時期、外はしとしとと雨が降っていて、子どもをお風呂に入れて、絵本を読んで、「おやすみ」と電気を消す。そこからがやっと私の時間です。

以前は「今日も一日お疲れさまの一杯」を楽しみにしていた夜が、子どもが生まれてから少しずつ変わりました。授乳期にお酒を自然に手放したことがきっかけで、今は「飲む?飲まない?」を気分と状況で選べるスタイルに。そしてここ最近気づいたのが、ノンアルドリンクと本を一緒に楽しむ夜が、思いのほか気持ちいいということ。

お酒があるとなんとなくぼんやりしてしまって、結局スマホを眺めて終わる夜が続いていました。でも手元にノンアルの一杯があるだけで、不思議と「ちゃんと座って、ちゃんと読もう」という気持ちになれるんです。今日はそのことを、もう少し丁寧に書いてみようと思います。

なぜノンアルと読書は相性がいいのか

「飲む」という儀式が、切り替えスイッチになる

グラスに飲みものを注いでソファに座る——この小さなアクションが、「育児モードから自分モードへの切り替え」としてすごくよく機能してくれます。飲みもの自体がアルコールでなくても、「一杯を用意する」という行為そのものに意味があるんだなと実感しています。

読書って、じつは「始めるまで」が一番エネルギーがいる。でもノンアルドリンクをお供にセットすることで、「さあ読むぞ」という気持ちが自然についてくる。儀式って大切なんだなあ、とソバキュリになって改めて思います。

頭がクリアだから、物語に入り込める

これは正直、ソバキュリになってから一番びっくりした発見でした。アルコールが入っていると、本を読んでいるようで読めていない、という状態になりやすい。気がついたら同じページを何度も読んでいた、なんてことが以前はよくありました。

ノンアルの夜は、頭がすっきりしているから物語にきちんと入っていける。登場人物の気持ちを追えるし、文体の心地よさもちゃんと味わえる。「読書って、こんなに楽しかったっけ」と思えるようになったのは、ここ1〜2年のことです。

ドリンク選びで夜の雰囲気ががらりと変わる

読む本の「温度感」にドリンクを合わせてみる

これ、やってみたらかなり楽しくて。たとえば、ちょっとしっとりした小説を読む夜は、温かいハーブティーやスパイス系のホットドリンク。冒険ものや元気が出るエッセイを読む夜は、炭酸入りのすっきりしたノンアルビールやジンジャー系のモクテル。

本とドリンクのペアリング、と聞くとちょっとハードルが高そうに聞こえますが、要は「今夜の気分に合う一杯を選ぶ」だけ。それだけで夜のテーブルが、ちょっとした特別感を持ちます。

グラスにこだわると、さらに気分が上がる

ノンアルだからといって、マグカップやペットボトルそのままで飲んでいたら少しもったいない。お気に入りのワイングラスや、厚みのあるタンブラーに注ぐだけで、同じ飲みものが全然違って感じられます。

私は最近、高さのあるスリムなグラスに炭酸系のノンアルを注いで、レモンのスライスを浮かべるのがお気に入り。子どもが寝た後の静かなキッチンで、グラスに氷がカランと入る音を聞くだけで「今夜も自分の時間が始まる」という気持ちになります。

梅雨の夜だからこそ試したいノンアルの選び方

梅雨の季節って、どうしてもどんよりした気分になりがちですよね。外に出られない、洗濯物が乾かない、体も少し重い。だからこそ、夜の一杯は意識的に「気分を上げてくれるもの」を選ぶようにしています。

  • 柑橘系の香りが立つもの:レモン・ゆず・グレープフルーツなど、明るい香りのドリンクは、じめじめした夜の空気をぱっと変えてくれます。
  • ほのかなスパイス感があるもの:ジンジャーやカルダモンが入ったノンアルは、体がじんわり温まる感覚があって、梅雨の肌寒い夜にぴったり。
  • 炭酸のシュワっと感:シュワっとした刺激は気分をリセットしてくれます。ビール系のノンアルや、炭酸水にフルーツを合わせたシンプルなモクテルも十分楽しい。

どれも「特別なものを用意しなくちゃ」じゃなくて、コンビニや近所のスーパーで手に入るもので十分。子どもがいると、凝ったことに時間をかけるのが難しいから、「ちょっとの工夫で豊かになる」を大事にしています。

夜の読書×ノンアルを続けて気づいたこと

翌朝の「余韻」が全然違う

読書の夜の翌朝って、なんとなく穏やかな気持ちで起きられる気がしています。昨夜読んだ場面をふと思い出したり、登場人物の言葉が頭の片隅に残っていたり。子どもが「おはよう!」と起きてきたとき、自分の機嫌がいいと、そのまま朝の空気が明るくなる。小さいけれど、確実に積み重なる変化だと思っています。

「飲まない夜」が豊かになると、選択肢が広がる

ソバキュリって、「お酒を我慢している」のではなく、「飲む夜も飲まない夜も自分で選べる」というスタンス。でも飲まない夜が楽しくなければ、どうしても「飲まないのは損」という感覚が出てきてしまう。

読書×ノンアルを習慣にしてみたら、「今夜は飲まない夜にしよう」という選択がずっと軽くなりました。「飲まない=何もない夜」じゃなくて、「飲まない=静かな豊かさがある夜」に変わってきた感じ。これ、私にとってけっこう大きな気づきでした。

梅雨のじっとりした夜、ぜひ一度試してみてください。お気に入りの一冊と、グラスに注いだノンアルと、静かな部屋。それだけで、夜はちゃんと「自分のもの」になります。

※本記事は一般情報であり、医療的助言ではありません。体調や健康上の疑問については、医療専門家にご相談ください。