ドライジャニュアリーとは、1月の1か月をお酒なしで過ごす英国発の取り組みです

結論から言うと、ドライジャニュアリー(Dry January)とは、1月の1か月間お酒を飲まずに過ごす取り組みです。英国の団体Alcohol Change UKが運営しており、2013年に4,000人の参加者で本格的にスタートしました。私は第一子の出産をきっかけに、お酒を「選んで飲まない」暮らしになった30代です。ソバキュリ歴2年の目線で、この取り組みの背景と、日本で選べる参加の仕方を比べてみます。

12月に忘年会が続いたあと、年明けに体を見直したくなる気持ちは、子どもがいる生活でもよく分かります。

要点: ドライジャニュアリーは、1月限定で飲まずに過ごす、英国発の1か月の取り組みです。

関連記事: アルコールの社会的コスト、日本は年4.1兆円という推計の中身

英国発祥の背景と、参加者数の広がり

2011年の一人の挑戦が始まりでした

Alcohol Change UKの公式ページによると、この取り組みは、エミリー・ロビンソンさんが2011年1月にハーフマラソンの練習のために飲まずに過ごした経験から生まれました。その後、2012年に団体へ加わり、キャンペーンとして形にしたとされています。出典はAlcohol Change UKの公式ページです。

参加者は4,000人から20万人規模へ

同じ公式ページでは、参加者の推移が次のように紹介されています。2013年は4,000人、2023年の10周年は175,000人、2024年は世界で215,000人、2025年は200,000人でした。

2013年:4,000人2023年:175,000人2024年:215,000人

図: ドライジャニュアリー参加者数の推移(Alcohol Change UK公式ページの数字から作成)

終わったあとの変化について

同じ公式ページでは、サセックス大学のリチャード・デ・ビッサー博士の研究として、キャンペーン終了の6か月後も、10人中7人が以前よりリスクの低い飲み方を続けていたと紹介されています。論文そのものはPubMedに収載されています。ただし、参加を自分で決めた人が対象なので、誰でも同じ結果になるとは言えない点には注意が必要です。

要点: 始まりは一人の挑戦で、参加者は数千人から20万人規模になりました。結果は自分で参加を選んだ人の数字です。

関連記事: 禁酒1週間で体は動くのか。眠りが変わる日と、数字が動かない日

日本で選べる3つの参加スタイルを比べます

1月の1か月まるごと、と決めなくても、自分の生活に合わせた形があります。私が考える3つを比べてみます。

スタイル1:1月を丸ごと飲まずに過ごす

本家の形です。向いているのは、もともと晩酌の回数が多い人、区切りがはっきりしているほうが動きやすい人です。難しい点は、飲み会や実家の集まりが重なる週に、断る準備が必要なことです。

スタイル2:1週間ごとに区切って選ぶ

「今週は飲まない、来週は飲む」と決めていく形です。育児中の私には、これが合いました。子どもが熱を出した週は飲まないと決めやすく、気持ちの負担も軽くなります。

スタイル3:回数を決めて減らす

1月の間だけ、飲む回数を「週に1回まで」などと決める形です。完全にゼロにするのが不安な人に向いていて、記録さえつければ続けやすいです。

  • 区切りの分かりやすさ:スタイル1が一番です。
  • 生活への合わせやすさ:スタイル2と3が柔軟です。
  • 続けやすさ:自分の予定表と相談して選ぶのが一番です。

要点: 3つのスタイルに正解はなく、予定と体力に合うものを選べば大丈夫です。

子どもがいる私が、1月に試してみたこと

私は1月の初めに、夜の時間の使い方を先に決めました。子どもを寝かしつけたあとに、ノンアルのお茶を淹れて、好きなドラマを1話だけ見る、という流れです。飲まない夜のために用意した小さな楽しみがあると、「我慢している」という感覚が薄れました。

子どもがいると、夜の時間の価値が変わります。お酒の代わりに、自分の時間そのものを選ぶ感覚でした。

よくある質問

ドライジャニュアリーは必ず1月にやらないといけませんか?

いいえ。名前は1月ですが、自分の好きな月に試しても構いません。区切りをつくるきっかけとして使うのがおすすめです。

1月の途中で飲んでしまったら失敗ですか?

失敗と決めつける必要はありません。翌日から仕切り直して、続けたい形に調整してみてください。

ノンアル飲料は飲んでもいいですか?

参加のルールは自分で決められます。ノンアルは気分転換になりますが、表示を見て、自分に合うかどうかを確かめてから選んでください。

日本でも参加できますか?

参加の仕方は自由です。自分だけで決めて始めることもできますし、家族や友人と一緒に取り組むこともできます。

今年の12月、手帳の1月の欄に、どのスタイルで過ごすかを1行だけ書いてみてください。

※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。