酒を毎日飲むと、週に数回飲む人よりリスクが高い傾向が示されています

結論から言うと、「毎日飲むのは危険」と言い切れる資料はありませんが、頻度が高いほどリスクが高い傾向を示す研究はあります。英国のUK Biobankという大規模コホートで、定期的にお酒を飲む30万人以上を調べた研究では、週3〜4日に分けて飲む人は、毎日飲む人よりも、死亡と心血管疾患のリスクが低くなっていました。出典はBMC Medicine: Association between patterns of alcohol consumption and risk of adverse health outcomes: a prospective cohort studyです。

要点: 毎日飲む人は、週に数日に分けて飲む人よりリスクが高い傾向がありました。

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研究では何がわかったのか

この研究は、2006〜2010年に英国で登録された502,616人のうち、定期的にお酒を飲む人を対象にしています。飲む頻度を「毎日またはほぼ毎日」「週3〜4回」「週1〜2回」に分けて、死亡、心血管疾患、肝硬変、けが、がんなどの6つの結果を追いました。追跡期間の中央値は9年です。

研究者による解説では、次の3点が示されています。

  • 週3〜4日に分けて飲む人は、毎日飲む人より死亡・心血管のリスクが低い。
  • 毎日飲む人は、週1〜2回の人より肝硬変のリスクが高い。
  • 食事なしで飲むと、食事と一緒に飲む場合に比べて死亡と心血管のリスクが10%高い。

出典はグラスゴー大学の解説です。英国の集団での結果なので、そのまま日本人に当てはまるとは限りません。

要点: 頻度・食事の有無・お酒の種類で、リスクの見え方が変わります。

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日本の読者にとって何を意味するのか

厚生労働省のガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量を、1日あたりの純アルコール量で男性40g以上、女性20g以上としています。ビール500ml(5%)で20gです。出典は厚生労働省のガイドラインです。研究者も、まずは各国のガイドラインを守ったうえで、飲む日を分散させることを勧めています。

週1〜2回:肝硬変リスクは毎日より低い週3〜4回:死亡・心血管は毎日より低い毎日:比較の基準

図: 飲酒頻度ごとの傾向(UK Biobankの解析。棒の長さは頻度のイメージで、リスクの大きさではありません)

今日からできること

自分はデータで飲酒を管理しているので、次の3つを実際に回しています。

  1. 週に飲む日を決めて、飲まない日を先にカレンダーに入れる。
  2. 飲む日は、食事と一緒に飲む。
  3. 1日の純アルコール量を、ガイドラインの式で記録する。

この研究は観察研究なので、頻度を変えれば必ずリスクが下がると断言はできません。体調や持病が気になる場合は、医療機関に相談してください。

※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。