Q. 飲み会に行っても、やっぱり浮きますか?
最初の一回が、いちばん緊張した
子どもが生まれてから授乳期を経て、気づいたらお酒を「選んで飲まない」スタイルになっていた私。ソバキュリ歴2年になりますが、正直に言うと、最初に飲み会へノンアルで参加したときは、ちょっとだけドキドキしました。
「何か言われるかな」「場の空気を壊すかな」——そういう小さな心配が頭をよぎった覚えがあります。でも実際に行ってみたら、ほとんど何も起こりませんでした。乾杯のタイミングでジンジャーエールを持ち上げても、誰も特別な反応はしない。気にしていたのは、自分だけだったんだなと気がつきました。
「浮く」かどうかは、グラスの中身より会話で決まる
子どもがいると、飲み会に行ける回数自体が減ります。だからこそ、限られた機会に参加するときは「話すこと」に集中できるようになりました。飲み物が何かより、その場で誰と何を話したかのほうが、帰り道の満足感に直結する。そのことに気づいてから、「浮く」という感覚がほとんど消えていきました。
Q. 禁酒したことを、周りに伝えるべきですか?
「宣言」より「自然な流れ」のほうがうまくいった
私の場合、「禁酒します!」と宣言したことは一度もありません。「授乳中なので」という理由がそのまま使えた期間があり、その後も「今日はノンアルにしようかな」と一言添えるだけで十分でした。大げさに説明しようとするほど、相手も「何か気を遣わないといけないのかな」と感じてしまう気がして。
スタンスを伝えたいときも、「お酒をやめた」ではなく「最近あまり飲まなくなって」くらいのトーンのほうが、話の流れが自然でした。ソバキュリって、そのくらいゆるい伝え方でちょうどいいと思っています。
仲のいい友人には、正直に話してよかった
一方で、頻繁に会う友人には「育児もあるし、今はお酒より夜の時間をゆっくり使いたくて」と話してみたら、「わかる〜!」とあっさり受け入れてもらえました。むしろそこから「私も最近あまり飲まなくなった」という話になることもあって、同じスタンスの人が意外と近くにいるものだと気づきました。
Q. 飲めない・飲まないと、誘われなくなりますか?
誘われる場所が、少し変わった
「誘われなくなるのでは」という不安は、ソバキュリを意識し始めた頃によく聞かれます。私の実感では、誘われなくなるというより、誘われる場所の種類が変わった、という感覚に近いです。
以前は「とりあえず居酒屋で」という流れが多かったのですが、子どもがいると昼間の時間帯のほうが動きやすい。気づいたら、公園でのランチや日中カフェでのおしゃべりに誘われる機会が増えていました。アルコールが中心じゃない場だと、話の内容も変わる。子どものこと、仕事のこと、これからのこと——そういう話が自然に出てくる場が増えて、個人的にはずっと居心地がよくなりました。
「夜の付き合い」が減ること、そんなに悪くない
育児中は夜遅い外出がそもそも難しい。お酒を飲まないスタイルになったことで「夜の付き合いにあまり行けない自分」を責める気持ちが薄れた、というのが正直なところです。「ノンアルだから楽しくない」ではなく、「夜より昼間のほうが今の自分に合っている」と思えるようになって、少し気持ちがすっきりしました。
Q. 飲む友人との関係、気まずくなりませんか?
相手を批判しないことが、いちばんの関係維持になる
飲む友人と飲まない自分、という組み合わせで気まずくなるケースは、たいてい「相手が気を遣いすぎている」か「自分が無意識に批判的になっている」かのどちらかだと思っています。
「私はお酒を選ばないけど、あなたが楽しんでいるのは全然構わない」という気持ちでいると、相手もリラックスしてくれます。実際、友人がワインを頼んでいる横でノンアルのレモンソーダを飲みながら話していても、何も変わらない。むしろ「私が酔ってても、ちゃんと話聞いてくれてありがとう」と言われたことがあって、笑ってしまいました。
「違い」は、ぎこちなさよりも会話のネタになる
「なんで飲まないの?」と聞かれたとき、私はわりとあっけらかんと「授乳から続いてたら、なんかこのままでもいいかなって思って」と話しています。すると「え、どんな感じ?」と興味を持ってもらえることが多い。飲まないことが「変わってる」というよりも、ひとつの選択肢として受け取られるようになってきた気がします。ソバキュリという言葉が広まってきたこともあるのかもしれません。
Q. 長く続けるうえで、人付き合いで大切にしていることは?
「飲まない自分」を特別視しないこと
ソバキュリ歴2年で感じるのは、「飲まない私」をことさら特別なキャラクターにしないほうが、長続きするということ。飲み物の話題が出るたびに「私はノンアルで」と強調するより、話の流れの中でさらっと選ぶほうが、自分もラクで、周りも気を遣わなくて済む。
飲む・飲まないはただの選択であって、人としての相性や関係の深さとは別の話。そこが腑に落ちてから、人間関係について悩む時間がぐっと減りました。
一緒にいて楽しい人は、お酒に関係なくいてくれる
子どもがいると、人間関係が自然と「本当に大切な人」に絞られていきます。時間も体力も有限だから、会いたい人と会えるときに会う、それだけになってくる。ソバキュリになってみたら、そのことがより鮮明になった気がします。飲まないことで離れていく関係があったとしたら、もしかしたらそれはもともとお酒が主役だっただけかもしれない——そう思えると、少しだけ肩の荷が下りました。
飲まないスタイルは、人間関係を壊すものじゃなくて、自分にとって大切な関係を見直すきっかけになるものだと、今は感じています。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療的助言・診断・治療の推奨ではありません。健康に関するご不安は、医師や専門家にご相談ください。

