「また飲んでしまった」という夜は、誰にでも来る

正直に書きます。ソバキュリ歴2年の私にも、「あ、飲んじゃった」という夜が、何度かありました。

授乳が終わったころ、「これからは自分で選んで飲む・飲まないを決めよう」と思ってスタートしたソバキュリ。完全にお酒をゼロにしているわけじゃないけれど、「今夜は飲まない」と決めた日に、なんとなく流れでグラスに手が伸びてしまうことって、あるんですよね。

子どもが寝た後の夫との晩ごはん、久しぶりに会った友人との食事、季節の変わり目に何となく気が緩んだ夜。そんなとき、「選ぶ」はずが「なんとなく」になってしまう。

その翌朝、私は決まって少しだけ「あーあ」という気持ちになります。罪悪感というより、なんか惜しかったな、という感覚。でもそこから気持ちを立て直してきたことで、今のソバキュリスタイルが続いています。今日はそのリカバリの仕方を、私なりにまとめてみます。

翌朝の「あーあ」をどう扱うか

自分を責めるのに使う時間をゼロにする

これ、本当に大事だと思っています。「また失敗した」「意志が弱い」という言葉を自分に向けてしまうと、そこから先のモチベーションがじわじわ削れていく。育児中だとなおさら、自分を責める体力なんてないし、使いたくない。

翌朝、子どもが起きてきて「おはよー!」と言いながらぎゅっとしてくれる。その瞬間に「昨夜ちょっとだけ飲んじゃったけど、今日はシラフの朝だよ」と自分に言い聞かせると、なんだかそれだけでリセットできる気がします。大げさに引きずらない。これが私の基本スタンスです。

「なぜ飲んだか」をちょっとだけ振り返る

責めるためじゃなくて、次の選択のための振り返り。「あの場面、何が引き金だったかな」を少しだけ考えてみます。疲れていた? 場の雰囲気? それとも飲み物の選択肢がなかった?

私の場合、一番多いのが「代わりになるドリンクを用意していなかった」パターン。好きなノンアルビールや炭酸水がそこになかったとき、なんとなくお酒に手が伸びやすい。これに気づいてから、外食のときに「ノンアルは何かありますか?」と最初に聞くようにしたら、グッと変わりました。

リカバリの翌日から実践していること

「今日1日だけ」に意識を絞る

長いスパンで「また今月も失敗した」と考えると、気持ちが重くなります。だから私は、翌日の朝だけに意識を向けることにしています。「今日、夜まで飲まない」それだけ。

育児中の生活って、1日がすごく長くて濃い。朝起きたら離乳食が始まって、公園に行って、昼寝のタイミングを読んで、夕飯作って、お風呂入れて、寝かしつけ。そのサイクルを1回まわしきったとき、「今日は選んだ」という小さな達成感がある。その繰り返しが、2年続いてきた理由だと思っています。

シラフの夜を「ご褒美」に変える工夫

子どもが寝たあとの夜の時間って、ソバキュリを始めてから本当に変わりました。以前は疲れを「流す」ためにグラスに手が伸びていた気がするけれど、今はその時間を「もらえた時間」として使っています。

  • 好きなハーブティーをゆっくり淹れる
  • 読みかけの本を数ページだけ読む
  • 翌日行く公園のルートをちょっとだけ調べる
  • ストレッチをしながらポッドキャストを流す

どれも小さなことだけれど、「今夜は飲まなかったからこの時間がある」と感じるだけで、シラフの夜が少し楽しみになります。再飲酒した翌日こそ、この時間を意識的に丁寧に使うようにしています。

「選ぶ」を続けるための環境づくり

冷蔵庫に「飲みたいもの」を常に入れておく

これ、地味だけど効果絶大です。シュワシュワした炭酸が飲みたいとき、冷蔵庫に好きなノンアルドリンクがなければ、お酒に向かいやすい。逆に、「これが飲みたいな」と思えるものが冷えていると、それだけで「今夜はこっちにしよう」という気持ちになれます。

私のお気に入りは、少しリッチなスパークリングウォーターと、ゆずや桃のフレーバーが入ったノンアルビール。「飲むものを楽しむ」という感覚が持てると、「飲まないこと」が我慢じゃなくなってくるんです。

パートナーや家族に軽く話しておく

完全に意志だけでなんとかしようとすると、しんどくなることがある。私は夫に「なんとなくソバキュリにしてるから、晩ごはんのとき一緒にノンアルでいい?」と話してから、ずいぶん楽になりました。

育児中だと、夫婦で一緒に晩ごはんを食べられる夜って貴重で。その時間をシラフで過ごすと、会話がクリアで、疲れてても「今日こんなことがあってね」という話がちゃんとできる。それが嬉しくて、ソバキュリを続けている理由のひとつになっています。

「また飲んだ夜」は、選ぶ力を磨くチャンスかもしれない

2年間のソバキュリ生活で学んだのは、「またやってしまった夜」は失敗じゃなくて、自分がどんな場面でどんな気持ちのときに流れやすいかを知れる機会だということ。

完璧に「飲まない」を守ることよりも、「自分で選んでいる」という感覚を持ち続けることの方が、私には合っていました。うっかり飲んだ翌朝、また「今日は選ぼう」と思える。そのサイクルが、2年経った今も私のソバキュリの土台です。

もし今、「また飲んでしまった」という朝を迎えている方がいたら、どうか自分を責めないでほしい。今日の夜を、また自分で選ぶだけでいい。それで十分だと、私は思っています。

「選ぶ」は一回きりじゃない。毎晩、少しずつ積み重なっていくものだと思っています。

※本記事は一般情報であり医療的助言ではありません。飲酒に関して心身に気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。